【2022年版】東京都内の寿司の名店おすすめ42選(ミシュラン星獲得全28店含む)
最新版(2022年)のミシュランガイドにて、寿司屋で東京都内でミシュランの星を獲得しているお店は全部で28軒です。うち、三つ星が1軒、二つ星が8軒、一つ星が19軒です。さらに、ミシュランには掲載されていない本当に美味しい寿司屋14軒を加えた全42軒をご紹介します。高級店が多いですが、コストパフォーマンスの良いおすすめの寿司屋もあります。寿司通であればすべてチェックしておきたいお店ばかりです。
ミシュラン三つ星1軒
鮨よしたけ【銀座】
銀座にある名店「鮨 よしたけ」は2012年度版の初掲載でいきなり3つ星デビュー。今回で11年連続で3つ星をキープしている江戸前鮨の名店。
築地魚河岸で直接仕入れる旬のネタの他、厳選した全国各地からネタを仕入れています。メニューはおまかせのコース(40,000円)で予約が必要です。このコースは先付1品、おつまみ5品、握り12貫ほど、味噌椀から成り立ちます。つまみは煮鮑の肝ソースが自慢の逸品です。時間をかけて作られた肝ソースはクリーミーで濃厚です。鮑をつけていただいた後に鮨飯を入れてリゾットとしていただくことができるのも人気のひとつです。
2号店にして初海外進出店「すし志魂(Sushi Shikon)」も「ミシュランガイド香港・マカオ版2014」で香港で初めての三ツ星を獲得するなど、確かな実力を持ったお店です。
■鮨 よしたけ
住所:東京都中央区銀座 8-7-19 すずりゅうビル 3F
TEL:03-6253-7331
営業時間:18:00〜20:15/20:30〜22:45
定休日:日曜日・祝日
ミシュラン二つ星8軒
青空(はるたか)【銀座】
銀座駅から徒歩8分、「青空」とかいて「はるたか」と読むこのお店は「すきやばし次郎」から独立した高橋青空氏のお店です。
「すきやばし次郎」や銀座で美味しいとされる寿司屋の一つである「すし善」で修行を積んだ方のお店ということで、予約が殺到しております。人気のため、お値段はおまかせコースで 45,000円から(時価)。(参考:一休.com)
ややお高めではありますが、値段の価値以上の寿司を楽しむことができます。
「青空」のメニューは基本的におまかせのみですが、握りのみのコースとつまみと握りのコースで選ぶことができるようです。握りの中で人気の穴子は対馬のものを使用しており、今までに体験したことのないようなふわふわで口に入れた瞬間溶けていくような感覚を覚えます。
なかなか予約は取れないと思いますが、行ってみる価値は十分にあります。特に、穴子好きの方は穴子の新しい体感を味わいに訪ねてみてはいかがでしょうか。
■青空(はるたか)
住所:東京都中央区銀座 8-3-1 銀座時傳 6F
TEL:03-3573-1144
営業時間:17:00〜24:00(L.O.22:00)
定休日:日曜日・祝日
かねさか【銀座】
銀座駅から徒歩5分、ネオン煌めく銀座8丁目の雑居ビルの地下一階にあるのが「鮨 かねさか 銀座本店」です。三つ星でご紹介した「鮨 さいとう」出身の金坂真次氏が28歳で独立したお店です。
店舗は銀座やパレスホテル東京にあります。また、国内のみならず今では海外にも店を構えているそうです。店内はカウンター席16席に、3〜5名が座れる半個室が1室。
メニューは昼は鮨13貫、お椀からなる「志野」(11,495円)と鮨15貫、お椀からなるコース「萩」(18,150円)があります。夜は鮨15貫、お椀からなるコース「萩」(21,780 円) とおまかせのコース(30,250 円/時価)があります。(参考:Pocket concierge)
お店のHPをみると一目瞭然なのですが、とにかくこのお店の押しは美味しさはもちろん、熟練の技と美しい所作です。だからこそ、金坂氏の動き、技をしっかりと目に焼き付けた後に鮨をいただいてほしいのです。すると美味しさは2倍にも3倍にもなります。個室以外は全席カウンターではありますが、一部の席のみが金坂氏の所作を真正面からみることができます。ぜひそちらで見ていただきたいものです。
■鮨 かねさか 本店
住所:東京都中央区銀座 8-10-3 銀座三鈴ビル B1F
TEL:03-5568-4411
営業時間:11:30〜14:00/17:00〜22:00
定休日:不定休
木挽町 とも樹【銀座】
大将の小林智樹(こばやし ともき)さんは、勝どきにあった名店『鮨さゝ木』の先代、佐々木啓全氏に師事したあと、自身が親しんでいた中央区・東銀座に2007年『木挽町 とも樹』をオープンし、まもなく2019年からミシュランで二つ星を獲得しています。
現在ディナーのみの営業で、お任せコースは40,000円となります。(参考: Pocket Concierge)
産地直送する食材に関しては、小林氏自身が現地まで足を運び、漁師やセリ場の担当者と話し、食材が育つ環境や流通される現場を視察するという徹底ぶり。それはすべて、より良いものをきちんと仕入れ、どのゲストにも最高のものを届けたいという小林氏の情熱のあらわれであり、食材に真摯に向き合う誠実さでもあります。
この姿勢こそが『木挽町 とも樹』を一流店たらしめている所以です。酢飯は、師である『鮨さゝ木』の佐々木氏が使っていた白酢を用いて、江戸前鮨らしく強い主張のある風味に仕上げています。
(参考: Pocket Concierge)
■木挽町 とも樹
住所:東京都中央区銀座4-12-2
TEL:03-5550-3401
営業時間:17:00~22:30(L.O)
定休日:日曜・祝日
さわ田【銀座】
銀座駅A5出口を出てすぐ、ビルの3階にあるのが「さわ田」です。
6席しかないカウンター席の中、遅刻厳禁写真撮影厳禁ということもあり、皆が緊張し張り詰めた空気になってしまいがちなのですが、店主はまったく気難しい方ではありません。むしろ話の面白い方です。確かに握っている間は集中されていてあまり話さないそうですが、そうでない時は普通に話してくださいます。
予約時間に合わせて炊くというシャリやピリッとした強烈な風味と清々しさを感じる香りの静岡の最高級のわさびが自慢です。
メニューは昼はつまみなしで握りのみのコース(30,800円税込)、と夜は握りもつまみもあるコース(41,800円税込)のみです。驚きの味覚体験と呼ばれる「さわ田」で、鮨を味わってみませんか。(参考: OMAKASE)
■さわ田
住所:東京都中央区銀座 5-9-19 MCビル 3F
TEL:03-3571-4711
営業時間:【火〜金】12:00〜14:00/18:00〜20:30
【土・祝日】12:00〜14:00/17:00〜19:30
【日】12:00〜14:00
定休日:月曜日・ゴールデンウィーク・8月中旬・年末年始
すきやばし次郎 六本木【六本木】
言わずと知れた銀座・数寄屋橋の名店『すきやばし次郎』から暖簾分けを許されたのが『すきやばし次郎 六本木』。「鮨・握りで勝負する」という本店の考え方を守り、焼物、煮物、椀物は出さず握りのみ、飲み物は日本酒とビールそれぞれ1銘柄のみという、今では少数派となったストイックなスタイルを開業以来貫き、現在はミシュランの二つ星を獲得しています。
鮨を握るのは小野 隆士(おの たかし)氏、「寿司の神様」小野 二郎氏の次男です。隆士氏は19歳で鮨職人として父もとに弟子入り。修業を重ね42歳で独立するまで、技術のみならず鮨に向き合う精神を修得し、実力で暖簾分けを許されました。小野 二郎氏が問われて「弟子の中で他の誰よりも厳しく鍛えた」と答えるのが次男の隆士氏です。
鮨は酢飯、少し酸っぱめのすし酢、鮨種の温度管理に至るまで本店のスタイルを踏襲。仕入れも本店と同じ、豊洲市場で良い食材を長年『すきやばし次郎』のために確保してくれる長い付き合いのお店から。産地にこだわらず、その日ごとに良いものを選べるのは目利きの証だ。魚、のり、お茶、お米も本店と同じ。長年の信頼が『すきやばし次郎』の鮨の品質を維持し続けてます。
ランチは15貫からなるにぎりコース(24,200 円)、刺身4品とにぎりと3貫からなるコース(29,700 円)。ディナーは20貫からなるにぎりコース(33,000 円) と刺身4品とにぎり18貫からなるコース(38,500 円) となります。
ヒラメなど淡白なものから貝、マグロ、ひかりもの、火を通すものというオーソドックスな流れで、鮨が好きな人のために鮨に集中して向き合えるポリシーが継承されている。
■すきやばし次郎 六本木
TEL:03-5413-6626
営業時間:11:30~14:00 17:00 21:00
定休日:水曜日
東麻布 天本【赤羽橋】
赤羽橋駅から徒歩4分、「東麻布 天本」は「とゝや魚新」等の日本料理店で修行後、「海味」で二番手を長く務めていた天本正通氏が独立されたお店です。
普通、独立したとしても、お店が知られるまでに時間を少しは要しますが、「東麻布 天本」はオープン前から予約が殺到していました。それ程、天本氏が実力のある方ということです。
ディナーのみ、コースはおまかせ41,800円 (税込) のみとなります。(参考: OMAKASE)
食材は天本氏が生まれ育った福岡より直接取り寄せています。仲買いは信頼している処のみ、天本氏自身が美味しいと思ったものを提供しています。
創業半年にして、ミシュランで星を獲得した実力派の鮨を堪能してみませんか。下記店舗情報に電話番号が記されていますが、予約は専用のシステムがありますので、そちらをご利用ください。(お店のHPから予約することができます)
■東麻布 天本
住所:東京都港区東麻布1-7-9 ザ・ソノビル 102
TEL: 03-6885-2274
営業時間:17:00〜, 20:30〜
定休日:水曜、日曜、祝日
日本橋蛎殻町 すぎた【東日本橋・馬喰横山】
東日本橋駅から徒歩6分、馬喰横山駅から徒歩5分ほど、問屋橋交番近くにある「日本橋橘町 都寿司」。ご主人の杉田さんは、茅場町の老舗「都寿司」の出身。「都寿司」で12年間修業した後、2004年にこの店を開業しました。口コミサイトでも東京の寿司ランキングで常に5位以内にランクインしているだけあって、電話受付のみの予約は繋がらず、なかなか予約が取れません。1年近く先になってしまうことも。
おまかせのコースは15,000円のものがあり、コストパフォーマンスが良いのも人気の要因のひとつです。
このお店のシャリは赤酢と米酢のミックスを使用しており、程よい酢の刺激、粒は少し固めのだが緩く握られており口の中でほどけていきます。絶妙なバランスのシャリと魚が弱いと言われる3月の時期でも弱さを見せない腕の良さに期待して行ってみたいものです。
■日本橋蛎殻町 すぎた
住所:東京都中央区日本橋蛎殻町1-33-6 ビューハイツ日本橋 B1F
TEL:03-3669-3855
営業時間:【火~金】 17:30~20:00/20:30~22:00
【土・祝】17:00~19:30、20:00~22:00
【日】 11:00〜13:00/13:30~15:30/18:00~20:00
定休日:月曜日・祝日
すし 㐂邑(きむら)【二子玉川】
二子玉川駅から徒歩6分、住宅街の中に佇む「㐂邑(きむら)」は、ミシュランガイド2013年版で突然二つ星を獲得しました。いきなり二つ星を獲得したことで一躍有名店となりました。
塩で締めたり、長時間熟成させたりと、一手間加えたネタが揃います。そのため、熟成させやすいマグロはあえて置いていないのだとか。新鮮な状態だと味がわかりづらい白身魚をメインに取り扱うことで、異なる種類の魚を個性豊かに楽しむことができます。
メニューは昼・夜ともに握り約17貫とつまみ約5品のコース(33,000円)のみとなっています。(参考: OMAKASE)
■喜邑(きむら)
住所:東京都世田谷区玉川 3-21-8
TEL:03-3707-6355
営業時間:[火・木~土]17:30~19:30 19:30~22:00(2部制)
[水・日]12:00~14:00 17:30~19:30 19:30~22:00(3部制)
定休日:月曜日
ミシュラン一つ星19軒
鮨 くわ野【銀座】
銀座駅から徒歩6分、「鮨 くわ野」は和食の世界で修行を積み、赤坂の寿司屋で料理長を勤めていた桑野達也氏のお店です。
伝統的な江戸前寿司に、和食出身ならではの繊細な技が加わったこのお店の魅力は多彩なつまみ。穴子の肝などの珍味も味わえるのは、店主が和食出身だからかもしれません。
営業はディナーのみ。メニューはおまかせのコース(30,000円〜)です。
握りはシンプルな味付けが多く、2種類の赤酢で切ったシャリを使用しています。やや小ぶりに柔らかめに握られているため、固めのシャリが好みの方は少し物足りないかもしれません。また、人気のガリは自家製のもので、新生姜の時期は丸漬けして、その都度スライスするため香りが広がります。
女性を連れて来店されている方が多く、味付けも女性好みと言われるようなので、訪れる際は女性を連れていかがでしょうか。
■鮨 くわ野
住所:東京都中央区銀座 8-7-6 平つかビル 3F
TEL:03-3573-6577
営業時間:17:00〜23:00(L.O.22:00)
定休日:日曜日・祝日
鮨 こじま【銀座】
銀座駅から徒歩3分、「鮨 こじま」は先ほど紹介した「鮨 かねさか」のパレスホテル東京店にて4年間店長を務めた方が2016年に独立してオープンしたお店です。
「鮨 かねさか」で店主を務めていただけあって、握りは文句なしの美味しさです。ディナーはおまかせで28,000円からと、他のミシュラン獲得店と比較すると格安です。(料金参考:食べログ)
シャリは小さめで、紅白酢のブレンドで酸強めに味つけられています。山葵もそれ自体が美味しく、酒のつまみにできるほどで、煮切りはやや甘めです。
■鮨 こじま
住所:東京都中央区銀座 6-4-16 花椿ビル 2F
TEL:03-6264-6464
営業時間:17:00〜23:30(L.O.22:00)
定休日:日曜日・祝日
鮨 むらやま【銀座】
ミシュラン3ツ星の「鮨よしたけ」出身の店主は村山大作(むらやま だいさく)氏。19歳から料理の道へ入り、日本料理や鮨店で修業を重ね、2019年に独立し『鮨むらやま』をオープンしました。
コースはおまかせ(29,040 円 )のみとなります。(価格参考: Pocket Consierge)村山氏の日本料理の経験を生かし、まずは旬のつまみを楽しみ、そのあとで鮨へ移行します。つまみはしっかりとした出汁を基本に、温かいものは温かく、冷たいものは冷たく。折々の旬を生かしたつまみのあとに続くのは、赤酢の酢飯を用いた村山氏渾身のにぎりです。
鮨ダネは佐賀・唐津の赤ウニなど産地から直接仕入れるものや、豊洲市場の信頼する仲買から仕入れるものなど、その時期ごとの最上のものを柔軟に仕入れています。なかでも村山氏自身の好みで力を入れているのが、春から初夏の名物の春子(カスゴ)鯛やアジです。口に入れた瞬間においしさを感じられるようなバランスは、日々進化を続けているのです。
■鮨 むらやま
住所:東京都中央区銀座7-6-2 銀座門ビル 5F
TEL:03-6263-8295
営業時間:18:00~/ 20:30~(2部制)
定休日:日曜日・祝日
鮨 桂太【銀座】
市場とは少し離れた築地本願寺の裏手に2017年9月に開業したのが、『鮨 桂太(けいた)』です。北海道出身の店主・青山桂太氏は、札幌の二つ星『鮨菜 和喜智(わきち)』を経て上京。『鮨 水谷』で2年半、『鮨 太一』で3年半と、銀座の鮨店でさらなる研鑽を積み、30歳で独立しました。2019年度版のミシュランにて、一つ星を獲得しています。
数々の名店で学んだ江戸前鮨の仕事を自分なりに融合させながら、さらなる高みを目指している青山氏。バランスのとれた一体感のある味わいを意識し、熟成や酢〆などを過度ではなく、素材の持ち味を引き出すことに専念しています。ランチは11,000円(価格参考:食べログ)、ディナーは21,000 円 (価格参考:Pocket Concierge)タコは開店を見計らって茹で上げ、アナゴは直前に蒸らして温度を上げるなど、ゲストが口に入れるまでの温度にも気を配り、最良の状態で提供しています。特に味わっていただきたいのは、ハマグリ、コハダ、サバなど、丁寧な下処理が必要とされるものです。赤酢のみで仕上げる酢飯と合わさると、酸味・うま味・香りが見事に融合し、美味が口中を駆け巡ります。
■鮨 桂太
住所:東京都中央区築地6-6-4
TEL:03-6264-2234
営業時間:夜の営業
[火・水・木・金・土・日]
17:30~22:30(閉店)
昼の営業
水、土、日のみ
定休日:月曜
鮨 龍次郎(りゅうじろう)【南青山】
親方の中村 龍次郎(なかむら りゅうじろう)氏は、金沢や銀座の鮨店で修業した後、南青山の『すし処 海味(うみ)』へ。初代親方の長野 充靖(ながの みつやす)氏の傍らで2年3ヶ月研鑽を積む。その後4年間、同店の二代目親方を務めて、2019年11月に自身の店『鮨龍次郎』を開店しました。
ランチは握り12貫と巻物で構成されるコースは16,500円 (税込) 、ディナーはおまかせコース29,700円 (税込) となります。店主の中村さんは「とにかくお客様に喜んで帰っていただく」のが心情だそうです。マグロは豊洲市場の人気仲卸『やま幸』から仕入れるほか、旬の魚介はその日1番のものが届きます。握りの酢飯には、赤酢2種と米酢1種をブレンドし、日々研究を重ねているということです。
■鮨 龍次郎
住所:東京都港区南青山2-11-11 ARISTO南青山 1F
TEL:03-6384-5865
営業時間:[火〜土]12:00〜14:00
[月~土]18:00~23:30
12時、18時、21時に一斉スタートの3回転制。
定休日:日曜日、祝日
鮨 将司【外苑前】
店主の山口将司(やまぐち まさし)氏は、リッツカールトンホテルの鮨店等で修業後、フォーシーズンズホテル京都の『鮨 和魂』の立ち上げ料理長として活躍し、一つ星の獲得へと導きました。その後、ペニンシュラ東京『鮨 和魂』の立ち上げ料理長に着任し、2020年6月に独立を果たします。
メニューはコースのみで、ランチは19,800 円 、ディナーは25,300 円 となっています。
江戸前鮨にオリジナリティの高いつまみで構成。山口氏のにぎりは、キレよくさわやかな味わいで、口の中でほどける酢飯が特徴。米酢と赤酢をブレンドし、酢のコクや深みを打ち出している。また、丸みを帯びた米粒が特徴の群馬・水上と山形のコシヒカリを合わせ、空気を含ませながら握ることで、ほろほろとほどける食感を生み出している。つまみの看板メニューはマグロのすき焼き。食べ終えたあとの残った卵黄に、酢飯を入れて食べる“鮨屋のTKG(卵かけご飯)”は、その独創性にきっと驚くはずです。
■鮨 将司
住所:東京都港区北青山2-12-27 デコール青山5F
TEL:03-6384-5526
予約:可
定休日:日曜・祝日
西麻布 拓(たく)【西麻布】
乃木坂駅より徒歩5分、「拓(たく)」は老舗の寿司屋のような敷居の高さを感じさせず、女性同士でも入りやすいような隠れ家的寿司屋です。お洒落で艶っぽい印象のこちらのお店は女性を連れて行けば喜ばれること間違いなしです。
また、寿司屋にもかかわらずソムリエがおり、「江戸前寿司」と「ワイン」という個性的な組み合わせが楽しめるのもこの店の魅力の一つです。もちろん、ワイン以外にもお酒は多く用意されていますが、ワインが苦手でないのであれば、ぜひぜひマリアージュを楽しんでいただきたいです。
営業はディナーのみ。お任せコースは22,000円。大将が「銀座久兵衛」等で修行を積み、和食の経験も持つ方ということもあり、つまみから握りにいたるまで、江戸前の技が光る美味しいお寿司を味わえます。大切な方とのひと時にいかがでしょうか。
■西麻布 拓
住所:東京都港区西麻布2-11-5 カパルア西麻布 1F
TEL:03-5774-4372
営業時間:18:00~翌1:00
定休日:日曜・祝日
鮨 真(sin しん)【西麻布】
ミシュラン 10年連続1つ星を獲得。西麻布、日赤通り沿いにある落ち着いた雰囲気の鮨店です。常に魚と向き合い、今何が美味いのかを見極めながら鮨を握るのは、店主・鈴木真太郎氏。握るのも食べるのも、とにかく鮨が好き。高校卒業を待たずして鮨店でアルバイト、卒業後すぐに鮨店での修業を始め、現在まで鮨を極めようと、追求する鮨道を邁進しています。
ランチの握りおきまりは9,000円(税別)、お昼のおまかせは16,000円(税別)、夜のおまかせは22,000円(税・サービス料別)からと、ミシュラン星獲得店のなかでは比較的リーズナブルな価格設定だと言えます。(料金参考)
手間を惜しまぬ江戸前の仕事、氏の美しい立ち居振る舞い、慈しむように厳選する鮨ネタ、落ち着きある和の設え…。店は小体ながら、そこには鮨屋の粋を集めた理想の空間が広が李、多くの美食家が、この空間で味わう至高の鮨に魅了されています。(参考)
■鮨 真(sin しん)
住所:東京都港区西麻布4-18-20 西麻布CO-HOUSE 1F
TEL:03-5485-0031
営業時間:[火・木]
18:00~23:00(最終入店21:30)
[水・金]
12:00~14:00(L.O.13:00)
[土・日]
12:00~14:30(L.O.13:30) 18:00~23:00(最終入店21:30)
定休日:月曜日
鮨すが弥【東麻布】
店主の菅谷 崇之(すがや たかゆき)氏は、『鮨處 かざま』、西麻布『鮨 真』 、『鮨 あらい』と『すし匠』系列の店で計22年修業。数々の名店で経験を積み、修業時代から馴染みのある麻布で独立を果たしました。
料理はおまかせのみで、「鮨屋に来ていただいたからには、握りを召し上がっていただきたい」と、酒肴はシンプルな料理が中心。一つ一つの魚介を味わってみれば、シンプルゆえにそれぞれの魚の熟成の見極めや〆具合、蒸し物の火入れなど、一つ一つの技術が高いレベルで魚介の味を下支えしていることが感じられます。仲卸業者『やま幸』のマグロをはじめ、扱う魚介はすべて豊洲市場から仕入れています。酢飯は、『横井醸造』の米酢と赤酢をブレンドし、深みがありながらも魚介の味を邪魔しない絶妙なバランスに仕立てられています。
ディナーのみの営業、コースはおまかせの45000円コースのみとなります。
開業後も真摯に鮨を追求し続ける菅谷氏。進化し続ける握りを味わえば、鮨職人の真髄を感じられるはず。(参考)
■鮨 すが弥
住所:東京都港区東麻布1-29-15 東麻布296ビル 1F
TEL:03-6230-9545
営業時間:
夜の部(一斉スタート)
[月・火・金・土]
(一部)18:00〜20:15 (二部)20:45~23:00
[木]
(一部のみ)19:00〜21:30
[日・祝]
(一部)16:00〜18:15 (二部)18:45〜21:00
定休日:水曜日・不定休
すし家 祥太【麻布】
大将の祥太氏は、鮨職人を目指して一つ星の名店『鮨かねさか』に入店後、系列の4店すべてを経験し、赤坂『鮨 一新(いっしん)』では店主を務めるまでに。その後、2019年11年より、自身の名前を冠した『すし家 祥太』の店主として、「若い方でも気軽に楽しめる鮨」をコンセプトに、カウンターに立っています。
料金はランチ・ディナーともにおまかせコースのみ、17,600 円となります 。「握りをしっかりと楽しんでいただきたい」との想いから、おまかせコースは基本的につまみ2品、握り14貫とお椀の構成となっています。特に締めもの系の握りを得意とし、酢飯は赤酢のみにこだわっています。つまみは、毎日通う市場から厳選したその日一番の食材で仕立て、四季折々の多彩な一品を楽しませてくれます。
■すし家 祥太
住所:東京都港区麻布十番3-3-10 LANIビルⅡ 1F
TEL:03-6722-6588
営業時間:
昼
12:00~14:30(L.O 14:00)
夜
17:30~22:30(L.O 22:00)
定休日:月曜日、第1・3日曜日
地蔵鮓【白金】
握り一筋26年と言う親方、武田求弘さん。使用するタネは多くが江戸前鮨らしいもので、流行りに流されず、仕事もまた古典的。しかし、現代の味覚、標準を踏まえて調整されており、鮨の進化を体現する握りです。包丁もまた美しく魚を巧くする事は勿論、シャリとのバランスも考えられた切り付けは一目で記憶に焼き付くフォルムに仕上げられています。シャリも2種類の赤酢をブレンドし、砂糖は不使用。端正な味わいです。武田さんは営業されていない日も河岸に足を運び、魚を仕入れ、お店で仕込みをされているそう。
営業は夜のみ、おまかせコースは約25,000円となります。(価格参考)
派手な料理が持て囃される昨今で、店名のみならず親方の握りもまた、渋く質実剛健だと感じられるお店です。(参考)
■地蔵鮓
住所:東京都港区白金台3丁目18-5 NKビル2F
TEL:03-3445-5301
営業時間:
(木)(金)(土)
19:15~22:30(19時半 最終入店)
定休日:日曜・月曜・火曜・水曜
鮨 まつうら【白金】
若き大将の松浦 修(まつうら おさむ)氏は、水産会社から鮨の道へと転身したというちょっと異色の経歴も持ち主です。いくつかの鮨店をはじめ、『鮨 銀座 おのでら』ではハワイやロサンゼルスの新店立ち上げを任され、世界の舞台で腕を磨きました。帰国後は表参道『ます田』(閉店)を経て、恵比寿『鮨 来主(くるす)』の個室カウンターを任され、多くのファンを魅了しましら。そして2019年9月に独立、本格的な江戸前鮨を若い方にも楽しんでいただきたいとの想いで、満足度の高いおまかせコースを提供しています。その予算は16,500円(税別)と、コストパフォーマンスの高さも評判です。
毎朝豊洲市場から自身の目利きで仕入れた極上の食材を使い、魚介類のうま味を引き出すために手間のかかる熟成の技法も用いるなど、名店仕込みの技術とセンスが輝きます。酢飯に使用する米は、米マイスターが調合する独自のブレンド。山形の「こしひかり」と「あきたこまち」を羽釜で炊き、固めに仕上げて米の食感を残しています。そして酢は、和歌山の純米大吟醸の酒粕を使った赤酢をベースに、2種類の熟成させた赤酢をブレンドし、あとは塩のみで米本来の味わいを引き立てる仕上がりになっています。(参考)
■鮨 まつうら
住所:東京都港区白金5-7-8ウイング綱島1F
TEL:050-5456-2029
営業時間:
ランチ 12:00~14:00(L.O.13:00)
土曜日のみ、夜と同じお任せコース
ディナー 17:00~23:00(L.O.20:30)
定休日:日曜・月曜・火曜・水曜
熟成鮨 万【広尾】
店主の白山 洸(しらやま あきら)氏は、長崎県出身で、大阪の鮨店での修業中、勉強のため訪れた鮨店に深く感銘を受け、弟子入りを志願。また時を同じくして熟成魚の魅力に開眼し、同店で8年の経験を積みながら熟成魚の探求を続ける。その後、大阪『シャンパン&ワインと熟成鮨 Rikyu(リキュウ)』料理長を経て、憧れの地・東京での開業を実現させた。
料理は、「熟成鮨」を主軸に据えたおまかせコース(25,300 円)のみとなります。白山氏自らが築地で目利きし、独自の方法で熟成させた魚介の鮨を中心に構成され、間に出されるつまみは、和食の料理人が担当します。これまで1,000種類以上の魚介を熟成させてきたという白山氏。料理人から一目置かれる長谷川水産・津本氏も認める適切な血抜をほどこした鮮魚を、氷温熟成や酢〆、風干しなど、さまざまな手法を個々の魚介に応じて使い分け、新鮮な魚介にはない異次元のうま味を引き出しています。(参考)
■熟成鮨 万
住所:東京都渋谷区東4-6-5ヴァビル301
TEL:050-5357-2320
営業時間:
18:00~0:00
【第1部】18:00〜20:30
【第2部】20:45〜23:15
ご案内開始
【第1部】17:55
【第2部】20:40
※第1部の最終入店時刻は18:15です。
※第2部の最終入店時刻は21:00です。
定休日:日曜日
高柿の鮨【日本橋】
民家をリノベーションした雰囲気の良い店内が特徴的です。店主は30代になったばかりという福岡出身の高柿伸英氏。小学生の頃から釣りが趣味、16歳から20歳までは漁師として玄界灘で真鯛を追いかけたという筋金入りの魚好きです。テレビで見た鮨職人に憧れ上京し、名店「新ばし しみづ」などでの修業を経て、2018年に独立しました。オープン二年目にしてミシュランの星を獲得した新進気鋭の寿司屋として注目されています。
昼はお任せの握り11~12貫のみ。空腹感に任せて鮃、墨烏賊、鮪赤身のクリーンアップトリオをいただく。赤酢が効いたシャリの心地よい刺激に、舌と胃袋が大喜び。野球でいえば4番打者、ここで大トロの登場だ。当然のようにホームラン級の美味しさ。しかし残り8貫もある。この大胆な采配の行方やいかに!?5番は江戸前の真骨頂、小鰭である。 口に入れた瞬間に広がる、複雑かつ鮮烈な酸味。それでいて角がなく、口当たりは驚くほど丸い。力強いうま味が印象的だった大トロが、気づけば遠い存在に。大将いわく、力と力をぶつけ合うビックバン戦法だという。6番は赤貝、7番は蛤、下位打線ならぬ技巧派の貝打線。貝柱やヒモを巧みに組み合わせた握りで、複雑な食感が面白い。さらに針魚、蝦蛄、鰤と緩急のある展開が続く。10番の車海老は、頭部分の味噌が舌に直撃したように感じるほど濃厚。じつはこれ、うま味を感知しやすい味蕾に海老味噌が届くよう、仕掛けがある。最後はふわふわの穴子できっちりと抑えてくれた。監督こと高柿大将の手のひらの上ですっかり転がされてしまった気分だ。(参考)
■高柿の鮨
住所:東京都中央区日本橋蛎殻町1-30-2
TEL:03-6231-0923
営業時間:
営業時間
昼12時〜14時
夜18時〜22時
定休日:水曜日・日曜日
鮨 はしもと【新富町】
店主の橋本裕幸氏は、若干31歳にして独立を果たした寿司業界の若きホープです。福島・郡山で寿司店を営む両親の背中を見て育ち、上京後、12年にわたって蛎殻町・橘町の名店『都寿司』(現『日本橋蛎殻町 すぎた』)にて修業を積みました。握りは小肌からスタートするなど師匠のスタイルを受け継ぎながらも、若さゆえの伸びしろを生かし、開業以来、握りもつまみも絶えず進化し続けている。ネタは、毎朝築地で目にかなったものを仕入れ、シャリは赤酢と米酢を絶妙にブレンド。料理はおまかせコースのみで、季節感を大事にした酒肴から始まる。柔らかく蒸し上げた黒鮑は、残った肝ソースにシャリと烏賊を入れて二度楽しめるようにするなど、遊びも取り入れた内容が握りへの期待感をより高めてくれる。こうした素材へのこだわりや丁寧な仕事を徹底するのはもちろんだが、何よりも橋本氏が目指すのは、「美味しく、楽しく過ごせる寿司店」であること。高級寿司店のカウンターに座ると緊張感を強いられることも少なくないが、ここでは誰もが自然体で、至福の寿司をいただます。
■鮨 はしもと
住所:東京都中央区新富1-8-2
TEL:03-5541-5578
営業時間:
営業時間
[月曜日~土曜日]
①17:30~ ②20:30~
[日曜日・祝日]
①17:00~ ②20:00~
定休日:火曜日・水曜日
匠 鮨 おわな【恵比寿】
名立たる鮨職人を輩出してきた四谷の名店『すし匠(しょう)』にて、約10年以上の修業を重ねた店主の小穴健司(おあな けんじ)氏。2017年8月7日にオープン。修業時代に師事していた中澤氏の言葉「苦労は買ってでもしろ」という意味の通り、日々精進を重ねる姿勢と、「初心を大事にする」という信念をもち、どんなに忙しくても日々の仕事をこなすだけで終わるのではなく、常に上を目指す努力を大切にしている。
そのような小穴氏のこだわりは食材の仕入れにも影響しています。卸店に任せるのではなく、日々自分の目で認めた良質の素材だけを仕入れる。酢は赤酢と白酢を鮨ダネによって使い分け、その日の気温に合わせて酸度を変えるという徹底ぶり。米は、鮨用に厳選された宮城産「銀坊主一族」。また、おまかせコースに、藁や桜のチップで燻製した一品を必ず組み込むなど、料理のアレンジにも力を注いでいます。
ランチはお昼の握りのみのコース 8,000円(水曜日限定)があり、ディナーはおまかせコース20,000円(税別)があります。
■匠 鮨 おわな
住所:東京都渋谷区恵比寿南1-17-17 TIMEZ
TEL:03-5725-2020
営業時間:
[火~土]
17:30~18:00入店
20:40〜21:00入店
[水曜]
12:00 握りのみ
[土曜]
12:00 お任せコース 20000円
[日曜]
15:00~20:00
※日曜日は19:00ラスト入店
①17:00~ ②20:00~
定休日:月曜日
鮨 尚充(たかみつ)【中目黒】
評判のウニを愛するファンだけではなく、多くの鮨好きを虜にする一つ星の『鮨 尚充(すし たかみつ)』。大将の安田 尚充(やすだ たかみつ)氏は、16歳から15年間、東京・自由が丘『鮨幸(すしこう)』で食材から接客まで全方位にわたり修業を重ね、その腕はもちろん、素材そのものの「おいしさ」を追求したトップクラスの食材仕入れができる職人として、2011年に独立しました。
安田氏は、豊洲市場に自ら足を運ぶことを基本としつつ、あくまでも食材のプロフェッショナルたちに高い信頼と尊敬をおいていて、好みを伝え相談したうえで最高峰の食材を仕入れている。それは、マグロ・白身・ウニなど、あらゆる魚種によって目利きやエキスパートのプロが異なり、そのプロが海の状況も熟知した上で毎日競り落としているということが、最高峰の食材を仕入れるための”究極”であると考えるからです。通年楽しめる良質のウニは、メインシーズンの6〜9月なら、九州全域・淡路島・京都・愛媛・北海道(利尻・焼尻・津軽海峡・余市)・青森など、様々な産地のムラサキウニ・バフンウニ・アカウニ・シラヒゲウニがカウンターに並びます。酢飯は、『鮨 尚充』の鮨を熟知した米屋の店主がセレクトした米に、主張し過ぎない存在感ある赤酢をブレンドしています。
ウニ好きなら絶対訪れるべき店。(出典)
■鮨 尚充
住所:東京都目黒区青葉台1-28-2 EXA 1F
TEL:03-3712-6999
営業時間:
営業時間
18:00~24:00
定休日:日曜日・祝日
波濤(はとう)【神楽坂】
店主の熊切大地さんは、2009年からミシュランガイドの3つ星を保持する日本料理店『神楽坂石かわ』で11年間修業を積んだ料理人です。開業前の1年間は名店『東麻布 天本(あまもと)』で研修を受け、江戸前鮨特有の仕込みを学びました。熊切大地氏が、【波濤】を任されたのは2020年のこと。その年のミシュランで星を獲得し、予約のとれない人気店に登り詰めました。全国から届くアワビ、伊勢海老などは、【石かわ】譲りの腕前で椀物や焼き物に、江戸前の定番・コハダや穴子、アイルランド産のクロマグロなどは、2種類の米をブレンドしたシャリにのせて。【波濤】に来れば、日本の四季の味覚を余すことなく堪能できます。ディナーのお任せコースは 35,000円(税別)。(参考)
■鮨 尚充
住所:東京都新宿区神楽坂5-7
TEL:050-3138-5810(予約:050-3138-5225)
営業時間:
営業時間
18:00~24:00
定休日:日曜日・祝日
鮨処 喜楽(きらく)【経堂】
「慣れ親しんだ地元の街で、本格的な江戸前鮨をリーズナブルな価格で提供する」をモットーに握られる鮨には妥協がありません。魚介類は、太田氏自らが豊洲(旧:築地)市場に足を運び、有名な日本料理店や鮨店も仕入れている鮮魚店で、ひとつひとつ自身の目で見て厳選しています。長い年月をかけて信頼を築き上げてきた『喜楽』だからこそ仕入れられる素材ばかりです。魚介類そのものの味わいを引き立たせる酢飯は、豊かなうま味が特徴的な赤酢を2割使用しています。鮨全体を引き締めるワサビも、鮨に合う香りと粘りを持つものを信頼の農家から直接仕入れています。これらの素材で握る鮨は、歴史をつないで現代に息づく『鮨処 喜楽(きらく)』ならではの力強さがあるのです。(出典)
■鮨 尚充
住所:東京都世田谷区経堂1-12-12
TEL:03-3429-1344営業時間
[月~土]
18:00~21:30
[日]
12:00〜13:00
17:30~20:30
[祝日]
18:00〜20:30
定休日:火曜日・水曜日
ミシュランには載っていない本当に美味しい名店14軒
銀座久兵衛【銀座】
銀座駅から徒歩5分、「すきやばし次郎」と並ぶほどのお店といえば、「銀座久兵衛」です。「銀座久兵衛」は1936年に創業し、多くの政財界の要人や文化人が長年通ってきた有名店です。そして、「銀座久兵衛」といえば軍艦巻きを発案したお店としても知られています。
「銀座久兵衛」というとお高い印象が強いですが、値段の幅は広く用意されています。メニューは昼の生チラシ(志野6,000円 織部7,500円)、握り(志野6,000円 織部7,500円 おまかせ10,000円 久兵衛15,000円)、鮨懐石(信楽15,000円 伊賀20,000円 備前25,000円)です。夜は握り(おまかせ10,000円 久兵衛15,000円)と鮨懐石(信楽15,000円 伊賀20,000円 備前25,000円 魯山人30,000円)のみとなっています。サービス料が別途10%、室料は部屋によって異なり8,400円〜です。
情報が少なく、ネットでは評価もわかれてしまうお店ですが、行ってみないことにはなにもわかりません。ご自身の舌で味わってみるのが良いと思います。また、「すきやばし次郎」に行かれたことのある方はこちらも訪ねてみてください。
■銀座久兵衛
住所:東京都中央区銀座8-7-6
TEL:03-3571-6523
営業時間:11:30~14:00/17:00~22:00
定休日:日曜日・祝日・お盆・年末年始
きよ田【銀座】
銀座駅から徒歩4分、「きよ田」は昭和にあの有名な小林秀夫や白洲次郎氏が通われていたと言われる歴史ある名店です。
かつての主人である新津武昭氏が引退されたことで、一度は閉店されたものの、今の主人である木村正氏が再び開店しました。料理人は木村氏のみならず、昼には吉沢範彦氏が握ってくださいます。彼も「きよ田」にて15年ほど修行を積み、伝統を守り抜いてきた期待の4代目と言われる方です。昼に行っても夜に行っても、かつての味は守られ続けています。
メニューはなく、その日仕入れられたネタの中でおまかせとなります。そのため、お値段は30,000円以上を見込んでおくと良いでしょう。
「銀座久兵衛」と同様提供されている情報量は少なく、行くことを迷う方もいらっしゃると思いますが、この店も紹介制ですので、紹介してくださる方に詳しく聞くといいかもしれません。
■きよ田
住所:東京都中央区銀座6-3-15
TEL:03-3572-4854
営業時間:18:00〜22:30
定休日:日曜日
はっこく【銀座】
銀座駅から徒歩3分、「はっこく」はもともと銀座の鮨の名店である「とかみ」で働いていた佐藤氏が開いたお店です。店名はONE OK ROCKのボーカルであるtakaさんがつけたのだとか。写真上を見てわかるように、黒地に白の文字が映えます。「はっこく」は白黒をさしており、白黒はっきりさせるというロックな心意気を表しているそうです。
メニューは30貫のおまかせ(32,400円)のみとなっています。つまみがなく、握りと巻きの30貫ともなると同じネタが何回か出てくるのではないかと思いきや、なんとほぼ全て異なります(時期によって異なる場合もあります)。ここまで種類があると、新たな鮨の世界が開けそうです。自分が今まで知らなかったネタもでてくるのではないでしょうか。
他の店とは異なる、オープンしたばかりでもすでに予約が埋まっているということを考えると、これ以上予約が取れなくならないうちに訪ねておきたいです。まさに今がチャンスと言えるでしょう。
■はっこく
住所:東京都中央区銀座6-7-6 ラペビル3階
TEL:03-6280-6555
営業時間:11:30~14:30/17:00~22:00
定休日:日曜日・祝日
ほかけ【銀座】
東銀座駅から徒歩2分、「ほかけ」は1937年戦前に三田で創業したとされる老舗鮨店です。もともとは三田で営業していましたが、戦後1948年に銀座へ移転しました。旧店舗には三船敏郎氏をはじめとする多くの有名人が訪ねておられました。この間店主を務めておられたのが、矢﨑桂氏です。矢崎氏は名古屋で修行したのち、「ほかけ」にて鮨を握るようになりました。
今では小ぶりな握りが多く見られるものの、このお店では昔ながらの大ぶりな握りが歴史を感じさせます。また、メニューはお好み1本です。江戸前鮨の定番のネタを抑えた後に、自分の好みのネタを楽しむことができます。
全体として昔ながらの包容力を感じさせるような鮨となっていますので、大切なひと時に利用すれば、よりあたたかい雰囲気になるでしょう。
■ほかけ
住所:東京都中央区銀座4-10-6 銀料ビル 1F
TEL:03-6383-3300
営業時間:11:30~14:00(L.O.13:30)/16:30~21:00(L.O.20:30)
定休日:日曜日・祝日・第3土曜日
とかみ【銀座】
銀座駅から徒歩4分、「鮨 とかみ」は「はっこく」の店主である佐藤氏のお店を今の店主小田将太氏が継いだお店です。
小田氏は鮨の修行を積む中でシンガポールへの海外出店に携わり、日本食の良さを再確認した上で帰国し、当時「鮨 とかみ」の店主であった佐藤氏に出会いました。まさにご縁です。
「鮨 とかみ」の人気の理由の一つにはお昼の値段の良心さがあると思います。昼の握りのお値段は5,000円〜です。10貫で5,000円、13貫で8,000円、16貫で12,000円です。全て先付、鮪突先の手巻き寿司、玉、お椀がついてこのお値段です。一方夜はおまかせのみで22,000円〜となっています。
ランチであればお手頃な値段で楽しむことができるため、まずはランチから訪ねてみるのがいいと思います。お店の情報自体がネットに比較的多く上がっているお店であり、評価も高いため、行きやすいと思われます。
■鮨 とかみ
住所:東京都中央区銀座8-2-10 銀座誠和シルバービル B1F
TEL:03-3571-6005
営業時間:12:00~14:30/18:00~23:00
定休日:日曜日・祝日
すし匠(すししょう)【四ツ谷】
四ツ谷駅から徒歩3分、最前線の江戸前鮨をいただけるお店とは「すし匠」です。日本全国20軒近くの店を渡り歩いた中澤圭二氏が1989年に始められたと言われています。
ミシュランで星を獲得していなくても、「すし匠」には世界中からお客さんがやってきます。また、「日本最高の寿司屋」と評する人も多いです。
長年の修行を積んだ後、一口サイズの握りとつまみを交互に小気味良く提供するスタイルに行き着きました。伝統的というよりは、最前線の江戸前寿司というのが相応しいでしょう。
2016年に店主はハワイ店オープンのため、ハワイに行ってしまい、今は2代目の勝又啓太氏がつけ場にたっていらっしゃいます。
■すし匠
住所:東京都新宿区四谷 1-11 陽臨堂ビル1F
TEL:03-3351-6387
営業時間:【月・水・金】11:30~13:30/18:00~22:30
【火・木・土】18:00~22:30
定休日:日曜日・祝日の月曜日・GW・年末年始
三谷(みたに)【四ツ谷】
四ツ谷駅から徒歩5分ほどのところにある「三谷(みたに)」は、「日本橋橘町 都寿司」同様、口コミサイトで東京都内寿司ランキングベスト5以内に常にランクインしている超人気有名店。伊勢丹新宿本店にある「鮨魯山」で店長を務めた三谷さんが独立したお店です。つまみと握りをおすすめのワインと一緒に食べるという独特のスタイルです。また、握りは手渡しで渡されるというのも特徴的。
このお店は握りはもちろんの事、つまみも充実していうると人気です。メニューは公開されていませんが30,000円ほどを見込んでおくと良いでしょう。
世界一予約が取りにくいお店との噂もあるほど予約を取るのは困難な上、最近は人気が出すぎてしまい、既存のお客さんを大切にしたいとのことから、紹介がなければ予約もできなくなってしまいました。一度は行ってみたい名店のひとつです。
■三谷
住所:東京都新宿区四谷1-22-1
TEL :03-5366-0132
営業時間:18:00〜22:30(L.O. 22:00)
定休日:月曜日・火曜日
鮨 はしぐち【赤坂見附】
赤坂見附駅から徒歩7分、「鮨 はしぐち」は紹介制で店内携帯使用禁止などの制限があり毀誉褒貶が著しいと言われながら多くの人に愛されているお店です。
また、このお店では鮨職人の中でも一部の人しかできないと言われている技「踊る鮨」(「沈む鮨」と言われることもあります)が有名です。ふんわりと握られているにもかかわらず、形は崩れない程度の強さは、大将が置いた瞬間すっと沈むのです。「踊る鮨」はネタとシャリに一体感が出るようになっているため、繊細な美味しさを生み出します。
メニューは公開されていないものの、平均予算は30,000円ちょっと。値段がいいため、コスパがあまり良くないということ、お堅い雰囲気ということで良い印象を感じなかった人も多いようですが、鮨自体は文句なしの美味しさです。ぜひ、一度訪れてみては。
■鮨 はしぐち
住所:東京都港区元赤坂1-5-20 ロイヤル赤坂サルーン1F
TEL :03-3478-3588
営業時間:18:00~22:00
定休日:日曜日・祝日
鮨 なんば【阿佐ヶ谷】
阿佐ヶ谷駅から徒歩3分ほど、「鮨 なんば」は店主のセンスの良さとコストパフォーマンスで人気のお店です。
もともとはお店が荻窪にあったのですが、阿佐ヶ谷に移転してきました。荻窪も落ち着いた雰囲気で利便性がいい町ですが、阿佐ヶ谷は異なる意味で落ち着いた、自然な雰囲気を持つ町です。その町の魅力に惹かれて、店主の難波英史氏はお店を移したのだとか。
このお店はシャリに力を入れていて、1日3回に分けて炊き上げられたコシヒカリを使用しています。夏は酢を強めにしてさっぱりとさせ、冬は柔らかく温かみを与えています。
メニューはランチで15,000円以下ほど、ディナーは20,000円以下ほどのコースです。正確に公開されてはいませんが、コスパでいえば有名なお店ですので、20,000円ほどで満足できると思います。後程ご紹介する「鮨 尚充」も同じくコスパがいいと有名なお店ですのでそちらも合わせて行ってみてはいかがでしょうか。
■鮨 なんば
住所:東京都杉並区阿佐谷南3-44-4 B1F
TEL :03-3391-3118
営業時間:18:00~20:50/21:00~24:00
定休日:水曜日
匠 進吾【外苑前】
青山一丁目駅から徒歩2分、「匠 進吾」はこの記事の少し前でご紹介した四谷の「すし匠」系列のお店です。
店主の高橋進吾氏は四谷の「すし匠」にて、鮨界の巨匠とも呼ばれる中澤圭二氏のもとで18年間修行を積んだ方です。修行後すぐに店を開かず、一度五島列島にて漁師の経験も積み、日本酒造りも経験しました。こうしたことからもわかるように、このお店では鮨だけでなく、日本酒も楽しめるお店となっており、米の旨みとキレのよさが特徴の純米酒系の日本酒を15種ほど用意しています。
また、鮨にもこだわりが見られ、その例として出されるのが熟成中トロ漬けの握りです。この握りはわさびではなく和辛子でアクセントをつけています。しっかりと熟成された中トロと、和辛子、赤シャリのバランスは絶妙な美味しさをうみます。
メニューは店主のおまかせが20,000円〜、おまかせコースが25,000円です。「すし匠」系列特有の絶妙な間合いで、鮨とつまみが交互に各人のペースに合わせて供される和やかなお店ですので、鮨を味わうより楽しみたいという方や日本酒とのペアリングで鮨を楽しみたい方にオススメです。
■匠 進吾
住所:東京都港区南青山2-2-15 ウィン青山 1F
TEL :03-6434-0074
営業時間:18:00~23:00
定休日:水曜日
これさえ読めば完全マスター!予約必至の人気鮨「四谷すし匠」系列9店
寿司大【築地市場(場内)】
築地市場内に位置する「寿司大」は、なんと4,5時間待ちも当たり前という大行列寿司屋。「三谷」が世界一予約が取れない寿司屋ならば、「寿司大」は世界一行列のできる寿司屋と言っても過言ではありません。トリップアドバイザーの「旅行者が選んだ人気高級レストラン」で日本一位に輝いたのがこのお店。そのため、大行列の半数以上は外国人です。
握り10貫に加え、最後に1貫好みの握りを選び、巻物もつく「店長おまかせ寿司セット」は4,000円と、リーズナブルでコストパフォーマンスも抜群です。
5時の開店の1回転目で入るには、3時前から並ぶ必要があります。6時前に行っても入れるのは10時を過ぎるのが当たり前。心して築地場内に向かいましょう。受付が終了してしまうと「受付終了」の札が立つようなので確認してみてください。
尚、場外や銀座などにも「すし大」と名のつくお店は多いですが、どれも関係はありません。
■寿司大
住所:東京都中央区築地 5-2-1 築地市場 6号館
TEL :03-3547-6797
営業時間:【月・火・木~土】5:00~14:00
【水】5:00~14:00
定休日:日曜日・祝日・不定休(築地市場に準ずる・水曜日)・8月中旬・年末年始
小笹【神泉】
神泉駅から徒歩4分、渋谷の隠れ家的な名店が「小笹(こざさ)」です。店主の佐々木茂樹氏は、下北沢の「小笹寿し」で修業。小笹系列の銀座の「小笹寿し」や西麻布にあった「小笹すし」などと違い、メディアへの露出なども一切ありません。
佐々木氏は素材至上主義に近いということもあり、使われるネタの部分は店主独自のルートで、築地の最高級の魚を毎日仕入れています。しかもその最高級の魚を、ほとんど利益を乗せずにお客さんに提供するのが小笹の一番の魅力。常連には芸能人やマスコミ関係の方々が多いのも目立ちます。
だからこそ、魚の品質より技術という方とはやや相性があまりないのかもしれません。
尚、「小笹」のみで検索をかけると下北沢や新橋の「小笹寿し」ができてきますが、今回ご紹介しているのは「小笹」ですのでご注意ください。
■小笹
住所:東京都渋谷区神泉町10-12
TEL :03-5458-2828
営業時間:18:00~23:00
定休日:日曜日・祝日
寿司通・寿司好きであればすべてチェックしておきたい東京都内の本当に美味しい寿司の名店40選をご紹介しました。寿司通、寿司好きであればどのお店もチェックしておきたい名店ばかりです。東京で美味しい寿司を食べたいのであれば、まずはこの40軒を押さえに行けばまず間違いないでしょう。
極上鮨ライフを楽しんでください。
すきやばし 次郎 本店【銀座】
「世界一美味い寿司を握る男」「左利きの名匠」など多くの異名を持ち、世界的にも有名な小野二郎氏が店主をつとめる「すきばやし次郎」の本店。2014年の4月には来日したアメリカのオバマ大統領が、安倍晋三首相との非公式の夕食の会場に選んだことでも話題となりました。
メニューはお任せ20貫のコース(32,400円)のみとなっており、30分ほどで終了します。会話がほとんどなく、流れが途切れることなく握りが供されるため、ゆっくりと味わいたい方には少し早く感じるかもしれません。しかし、コースの流れはよく考えられており、リズム良くいただくことができるため、時間的な満足度は高いと思います。
ミシュランに対抗する英国の雑誌「レストラン」が始めたランキングの中の「2015年アジアのベストレストラン」でも第44位に輝いており、まさに日本が世界に誇る寿司屋と言えるでしょう。
■すきやばし 次郎 本店
住所:東京都中央区銀座 4-2-15 塚本素山ビル B1F
TEL:03-3535-3600
営業時間:【月〜金】11:30〜14:00/17:30〜20:30
【土】11:30〜14:00
定休日:日曜日・祝日
鮨 さいとう【六本木一丁目】
「すきばやし次郎」と並び、日本が世界に誇る名店が「鮨さいとう」。こちらも上述した2015年の「アジアのベストレストラン」で第40位にランクインしているお店です。
大将である齋藤孝司氏は「鮨かねさか」の分店である「鮨かねさか赤坂店」の大将であったため、もともとは赤坂に店を構えていましたが、2014年2月に現在の六本木アークヒルズに移転しました。店内はカウンターの7席のみとなります。
食材の個性を生かしつつ、シャリの温度をコントロールした端正な握りとなっています。計算し尽くされ、完成されたお寿司を一度は食べておきませんか。
■鮨 さいとう
住所:東京都港区六本木 1-4-5 アークヒルズサウスタワー 1F
TEL:03-3589-4412
営業時間:12:00~14:00/17:00~22:00
定休日:日曜日・祝日の月曜日・8月中旬・年末年始
出典:VOKKA