豊洲市場で令和初セリは本マグロ1本、1億9320万円!
大間産マグロが過去2番目の高値で落札
豊洲市場で5日早朝、令和初となる新年の初セリが行われ、毎年高値となって話題になる生の本マグロは、青森・大間産276キロに1億9320万円(1キロあたり70万円)の値がつきました。記録の残る1999年以降では、昨年の大間産278キロの3億3360万円(同120万円)に次いで、過去2番目の高値となりました。
落札したのは「すしざんまい」運営会社
競り落としたのは、毎度お馴染みのすしチェーン「すしざんまい」の運営会社でした。 こちらの会社は、豊洲市場での最初の初競りとなった2019年、278kgの一番マグロを、史上最高値となる3億3,360万円で競り落としています。
売り上げは船の借金返済に
この一番マグロを釣った山本昌彦さんは、「やったなという感じ。漁師をやっていれば(一番マグロは)夢。(マグロ漁はどういうもの?)生活するためのものだけど、その反面、ロマンとかもある」と話しました。 山本さんは4年前、所有していた船が火災に遭い、2018年に船を新しくしたばかりで、売り上げはまず、船の借金の返済に充てるそうです。ちなみにざっくり計算するとこのマグロの売り上げ、漁師さんの取り分は7781万(※)ほどだと予想されるそうです。(※)出典:https://alcornavi.com/13124.html
一番マグロを求めて「すしざんまい」に長蛇の列
一番マグロは午後に解体され、全国にあるチェーン店にも送られました。 築地の「すしざんまい本店」では、令和初の一番マグロを求めて大勢の客が詰めかけていました。 どこまでも続く長い列。 こちらの本店では、通常と同じ大トロ398円、中トロ298円、赤身198円で、一番マグロが振る舞われました。 “一番マグロ”を食べた人は、「もう言葉にできないです。まさか食べられるとは思わなかったので、幸せです」と話した。 ポーランドから来日した、“一番マグロ”を食べた人は、「5年連続で来ているが、ことしは特別。おいしかった。脂いっぱい」と話した。 すしざんまいによると、一番マグロからは、およそ1万貫のすしが取れるということです。
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