SUSHI TIMES

2021年初セリを制したのはあの有名鮨店のグループ!【SUSHI TIMES ORIGINALS】

縁起物とも言われる魚の「初セリ」。2021年はどうだったのでしょうか?

今年はやはり、例年通りの展開ではありませんでした。

各メディアの記事から今年の初セリの状況をまとめていきす。

1、最高値はLEOCの大間産クロマグロ2,084万円で落札!

ONODERA GROUPのLEOCが、2020年1月5日(火)に東京・豊洲市場で行なわれた新春恒例のマグロ初競りで、青森・大間産クロマグロ(208kg)を最高値となる2,084万円で落札したと発表しました。今回の初競りでは、仲卸大手のやま幸グループ会社 代表取締役 山口幸隆氏の多大なる協力があったとのことです「鮨 銀座おのでら」などで数量限定で提供されます。落札金額は、昨年の1億9,320万円の約1/9となりました。

出典:ネタとぴ

 

外食産業も危機的状況の中、億単位での「げん担ぎ」は控えられたようですね。

ところで毎年話題をかっさらうあの人の動きは・・?

2、“すしざんまい”喜代村の木村社長は「自粛ムードなので」と最高値付けず

 

毎年のように高値を付け競りを盛り上げてきた「すしざんまい」。昨年は1億9320円の高値で初競を制した「株式会社喜代村」の木村社長ですが、今年は「外出は自粛ムードなので、あんまり派手にやるのはちょっといかがなものか、ということでね」として、今年の初セリで最高値を付けなかったことを明らかにしました。

 

出典:livedoor news 

 

3、なぜ初マグロが異常な高値で取引されるのか?

豊洲(築地)市場での初セリは毎年メディアが取り上げる恒例のイベントとなっていますが、元々マグロの初セリは通常価格の2割増で取引される程度でした。しかし2001年、当時のマグロの価格としては最高値の「2020万円」が飛び出したことで事態は一変たのです。実は時を同じくして、マグロに限らず、食材が生産される現場の地名を冠した’’ブランド主義’’が日本の飲食シーンを大きく変化させていました。その代表が「松阪牛」や「近江牛」などの和牛ブランドだ。情報という付加価値を消費する食材ブランド主義は、この頃から日本社会を席巻するようになっていたのです。

マグロの初セリがメディアに取り沙汰されるようになってからは、落札による宣伝効果も相まって、各社が高額の入札を行い、ヒートアップさせるようになっていました。

2020年のコロナショックを機にまたこのトレンドも変わっていくのでしょうか。

出典:gendai is media

所変わって南の沖縄では、・・

4、那覇市の魚市場でマグロ初セリ キロ1万円で過去最高値

那覇市の魚市場では新年恒例の初セリが行われ、一番セリのマグロが過去最高値で競り落とされました。4日午前5時半、那覇市の泊魚市場にはおよそ29トンのマグロが並べられ、威勢の良い掛け声を合図に初セリが行われました。縁起ものである一番セリにかけられたおよそ51キロのキハダマグロは51万5000円、1キロ当たり10000円の過去最高値で競り落とされました。これは通常のキハダマグロのおよそ9倍にあたり、4年連続の過去最高値更新におよそ40人の仲買人からは拍手が起こっていました。水揚げされたおよそ31トンの魚は次々と競り落とされ、市場には活気がみなぎっていました。

沖縄の最高値はキハダマグロ!豊洲とは違った魚が主役になっていました。

出典:RBCニュース

ちょっとほのぼのしますね。

どの市場でも、初セリにはドラマがつきもの。

2021年を占う攻防戦が各地で繰り広げられたようです。

文:SUSHITIMES 編集部